新橋に『ザ・タウン』の試写会に行ってきた。
ベン・アフレックの監督第2作目なわけだけれども、本当にこの人は手堅い演出をする人だなあと。演出面でも経歴的にも、イーストウッドの後継者に一番近いんじゃないだろうか。
監督デビュー作の『ゴーン・ベイビー・ゴーン』でも演出は手堅かったけど、デニス・ルヘインの原作だけあって物語に捻りがあった。それが今作は物語もどストレート。
「自分の生き方を変えようとするけど、結局は逃れられない」っていうテーマは最近流行ってるみたいで、『マイレージ、マイライフ』『ハート・ロッカー』『レスラー』とかでも描いてたけど、この作品が一番真正面から描いてる。ひねくれ者の自分としてはもうちょっと捻りがあった方が良かったなーと思うところもあるのだけど、まあ見応えは充分。
とにかくジェレミー・レナーが格好良かった。今年のアカデミー助演男優賞はクリスチャン・ベールで決まりとしても、対抗馬ぐらいに名前を挙げられていいと思うんだけどなあ。
あと、上映前にテレ朝アナの森葉子という人が出てきてカメラ持込禁止などの説明や、協賛の亀田製菓の宣伝・映画の内容紹介とかをするんだけど、そのすべてで終始噛み倒していたのが笑ってしまった。学生か。
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